抗う杭
最近ニュースでよく取り上げられる「くい」。
(地中に埋め込んでいる棒のようなもの。)
ニュースサイトによって、ひらがなで「くい」と漢字で「杭」と表現に差異があることに違和感を感じた。取り決めとかはないのだろうかと。調べるのは面倒なので、感覚的に「くい」は、ひらがなより漢字のほうがいいのではと思ったけど、最近のニュースがなければ単体で「杭」を「くい」って読めるかは自信はない。しかし、日常で「くい」という漢字を読むことは10年に1回も無いだろうし。読めなくてもなんとかなるだろう。そもそもこの漢字を学校で習った記憶もないが(たぶん忘れているだけだとうけど)中学くらいで習う漢字なのかな?
結局、見栄えは、同程度な気もする。
くい打ち ⇒ 杭打ち
くい問題 ⇒ 杭問題
くい不正 ⇒ 杭不正
話は変わるが、漢字の「杭」は抵抗の「抗」に非常によく似ている。
むしろ「抗」の方が親近感は高い。
「抗」は訓読みで「抗う」(あらがう)と読む。
意味は、逆らうとか抵抗するとか、争う感じの意味。
抵抗する杭(くい)、すなわち「抗う杭」。
たぶん、杭は地面に対して抗っているので「抗う杭」って表現は「馬から落馬」のような表現だろうと思う。「頭痛が痛い」とか。
おわり。